【キャンベラ1日AAP】 新型コロナウイルスの拡大防止で閉鎖を余儀なくされている国内の大手小売業者が、連邦政府に対し早期の営業再開を実現するための提案を行ったことが分かった。ショッピングセンター入り口に消毒液を設置したり、店内の消毒を頻繁に行うなどの提案が含まれているもようだ。
大手百貨店マイヤーのほか、文具のスミグル、パジャマ専門のピーター・アレキサンダー、女性服飾ポートマンズなどを傘下に置くプレミア・インベストメンツは共同で協約を提案。小売店が従業員の健康チェックを毎日行ったり、コロナウイルスに関する顧客の迷惑行為を監視することなども盛り込んでいる。
オーストラリア小売協会のザハラCEOは、共同で協約を提案することで、買い物客や従業員にとって安全で健全な環境を整えると説明。「小売業界は営業再開に向けて、多大な努力を行っている」と話した。