【キャンベラ2日AAP】 コロナウイルスの世界的な感染拡大により、5月の終わりに延期されているナショナル・ラグビー・リーグ(NRL)の開幕戦を控え、オーストラリア国境警備隊(ABF)が、 NZのチーム、ウォーリアーズの選手とスタッフに対して渡航許可を 出したことをピーター・ダットン内務相が明らかにした。
マイケル・キッド副主席医務官は渡航許可について「NZはオーストラリアと同様に国境封鎖を迅速に行なっており、コミュニティ間の感染者数も減少している」と説明している。
1日にスコット・モリソン首相は、コロナウイルス追跡アプリCOVIDSafeをより多くの人がダウンロードすれば、パブを再開する可能性もあると示唆している。
キッド副主席医務官は、 Bluetoothを使用してウイルス感染者と接触した人を追跡するアプリ COVIDSafeに、現時点で400万人以上の国民が登録しており、8日に国会で規制を緩和するかを審議するまでに、さらに数百人が登録する見込みをしていると述べたが、アプリが正常に作動するのは来週以降だとしている。
豪医学協会(AMA)は、「スポーツはオーストラリアの生活の一部。スポーツイベントの中止は多くの人に悪影響を及ぼしている」としているが「感染拡大防止のための公衆衛生対策が最優先」だとしている。