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決断早まれば再び感染拡大 NSW首相

【シドニー6日AAP】  NSW州のベレジクリアン首相は6日、“たった一つの早まった決断”が、これまで行ってきた社会的距離や封鎖政策の成果をなかったことにするとして、新型コロナウイルスを受けた規制の緩和に慎重な姿勢を示した。

 

NSW州では6日、新たに9人の感染が確認され、州内の累計感染者数は3,042人となった。ベレジクリアン首相は、規制の緩和が感染者の増加につながっているとの見解を示し、社会的距離を維持することと軽い症状でもCPR検査を受けるよう呼び掛けた。

 

さらに、冬の間に患者が増加した場合に備え、州内の医療機関でより多くの患者に対応できるよう準備を進めていると説明。「パンデミックと共にどう生活を続けていくのかが重要」とした上で、早まった決断でこれまでの努力を無駄にすることだけはしたくないと考えを述べた。

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