生活

3月家計支出 食料品や酒が増加

【キャンベラ6日AAP】  オーストラリアで今年3月の食料品への支出が急増したことが、オーストラリア政府統計局(ABS)による最新統計で分かった。新型コロナウイルスの拡大防止策として自宅待機をするため、多くの人が食料品の買いだめを行ったことが理由とみられる。また、酒類への支出も同様に増加した。

 

ABSによると、スーパーマーケットでの支出が前月比23%増となった。特に小麦粉、パスタ、長期保存用牛乳、缶詰の野菜やスープなどが大きく伸びを示した。酒類への支出も同様に30%以上の伸びを示した。この他にも、自宅での日曜大工に必要となる工具などが17.4%増、電気器具が11.3増となった。

 

一方、失業者が増加するなか、カフェやレストラン、テイクアウェイへの支出は22.9%減、衣料品、履き物、アクセサリーなどへの支出も22.6%減少となった。BISオックスフォードのエコノミストは、小売業会が通常の状態に戻るまでには長い時間が必要との見方を示している。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら