【アデレード15日AAP】 アボット首相は、日本の安倍首相が14日に発表した戦後70年談話について声明を発表し、オーストラリアを含めた各国の苦痛を認識しているとしたうえで「お詫び」への言及を歓迎した。
アボット首相は、「オーストラリアは戦争の犠牲や苦痛を忘れてはいない」としたうえで、「全ての国が共に発展していかなければ、真の発展はないと戦争が教えてくれた」と述べた。また日本との関係について、「両国の国民やリーダーたちが未来を見据え、強い友好関係を築いてきた」と述べた。
安倍政権については先ごろ、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定がなされるなど「平和憲法離れ」が指摘されていたこともあり、同首相による70年談話には高い関心が集まっていた。