【メルボルン16日AAP】 VIC州政府は同州の保育施設に入園する子どもに対し、入園前に全予防接種を済ませることを義務付ける法案を提言した。
同法案下では、保護者の意思で子どもに予防接種を受けさせないケースも規制される。一方、医学的理由で予防接種が受けられない子どもは例外とされる。
ジル・ヘネシー州保健相は16日、「公衆衛生とコミュニティの健康が優先されなければならない」と話し、同法案により、子どもに予防接種を受けさせるよう保護者を奨励すると確信している。
はしかや百日咳の予防接種を受けていない子どもは、他の子どもを含むコミュニティ全体を危険にさらすと専門家は話す。同州の百日咳の予防接種率は92%だが、報告例は前年を1000件以上、上回った。