【シドニー12日AAP】 辛口で知られるラジオコメンテーターのアラン・ジョーンズ氏が、35年のキャリアを経て5月末で引退すると発表した。
79歳のジョーンズ氏は12日朝、自身の2GBラジオの番組内で引退を発表した。稼働量について医師からアドバイスを受けたという。担当する番組はベン・フォーダム氏が引き継ぎ、ニュースコープ社の新聞コラムとスカイニューステレビの夕方番組は続ける。
ジョーンズ氏は1985年に2UEでコメンテーターを開始。2001年に2GBと契約後、平日は午前2時半に起床して番組に臨んできた。
モリソン連邦首相は2GBに電話をかけ、「意見の相違もあったが、常にオーストラリアにとって正しいことをしてきた。誇りに思う」と話した。
NSW州のベレジクリアン首相に対してジョーンズ氏は、「(引退は)パンデミック中は専門家の意見に従うように州首相が言い続けてきたからだ」と冗談を交わした。
ジョーンズ氏は過去にギラード元連邦首相、シドニー市のムーア市長、オペラハウスのヘロンCEO、最近ではニュージーランドのアーダン首相など権力のある女性に対する辛辣なコメントで怒りを買った。