【パース12日AAP】　　　WA州で新型コロナウイルス関連の詐欺に7人が犠牲となり、およそ6万8,000ドルの被害を受けた。詐欺師らにとってパンデミックは絶好のチャンスだとして当局は警告する。

パースの中国人留学生は、上海メディカルセンターを名乗った詐欺師から新型コロナウイルスの検査結果を報告するよう要請され、1万3,800ドルを失った。詐欺師は警察に留学生を転送したように見せかけ、告訴されると脅かした。留学生はモバイルサービスのDingTalkを通して詐欺師と連絡を取り、パスポートのコピーも送った。

別のケースでは、偽ウェブサイトを通して3人が中古トラクターを購入し、5万ドル以上を失った。被害者らは偽の運送会社に転送された後、パンデミックによって配達が遅れていると告げられた。

他にも、既存の小売店を名乗った偽のフェイクブックページから携帯電話を購入するなどして詐欺被害が発生した。消費者保護委員会は、名の通った小売店の正規サイトから買い物をするよう注意喚起を促す。また、銀行振替での決済は危険だとして、クレジットカードやペイパルでの支払いを勧める。