【キャンベラ14日AAP】 連邦政府のモリソン首相は、新型コロナウイルスの発生源について独立調査を要求したことで、中国に批判的な態度を示している米国の「保安官代理」のようだと批判が高まるなか、連邦政府は中国との関係に支障をきたしても、自分たちの立場は貫くとの考えを示した。
モリソン首相は「われわれはこれまでもずっと独立を貫き、国益を追求してきたし、それは今後も同じだ」と述べ、他国との関係に影響が及んでも、自分たちの信念や価値観を常に貫くという姿勢をあらためて示した。
豪中関係は、中国が独立調査の要求は貿易関係を壊す可能性があると警告した後、食肉業者4社からの輸入を停止することを決めたほか、オーストラリア産大麦に大型の関税を導入する方針を明らかにしている。