【キャンベラ26日AAP】 ジュリア・ギラード元首相は26日、同性婚に対するこれまでの反対の姿勢をひるがえし、賛成の立場であることを明らかにした。一方、同性婚の法制化について国民投票を行なう考えについては反対を表明した。
婚姻の平等を求める非営利団体Australian Marriage Equalityは、ギラード元首相のような注目を集める人物でも考えを変えるという実例として同首相の意思表明を歓迎したが、同首相のように「議会で影響力を示すには手遅れという事態に陥らないで」と政治家らに呼びかけている。
また、ギラード元首相は同性婚の法制化を国民投票で問う考えについて、議会制度そのものの役割を脅かす非論理的で危険なやり方だとして、次期選挙後に議員らによる自由投票で決めるのが望ましいとの考えを示した。