【パース15日AAP】 WA州保健省が発表した報告書によると、2016年に入院治療が必要だった人のうち9.3%が肥満に関連した疾患だったことが分かった。肥満が同州の医療システムにもたらすコストは年間当たり3億4,000万ドルに上ることも明らかになっている。
肥満による疾患で入院治療を要する人の割合は、何らかの対策がとられなければ2026年までに54%増加するとみられ、医療システムへのコストも年間当たり6億1,000万ドルになると警告している。また、WA州で2016年に死亡した人のうち8.1%が、肥満に関連した疾患が原因だった。
がんカウンシルWAのリードCEOは、2019年に行った調査から州内の成人の72%が、公共交通機関のジャンクフードの広告禁止を支持したことを明かし、今すぐ導入できる簡単な対策だと説明した。WA州ではこれまで、公共機関にアルコール商品の広告を掲載することを禁止している。