【キャンベラ29日AAP】 オーストラリア国境警備隊(ABF)が、メルボルンでビザ・チェックを実施したことについて、連邦政府は事前に知らされていなかったと関与を否定した。
メルボルンの路上で無作為に行われたビザのチェックは、連邦政府への抗議と批判によって、中止された。
アボット連邦首相は、「不測の事態は起こらなかったが、 今回のオペレーションに関するABFの説明は不十分であるとし、行き過ぎた行為であった」とし、「路上で無作為に人を呼び止めて、ビザ情報を聞き出すようなことはしない」と述べた。
自由党のバーミンガム幹部議員は、今回の不手際について、ABFのクアトフリーフ長官が 調査する責任があるとしている。
一方、野党労働党のショーテン党首は、連邦政府は責任逃れをしていると批判し、「うわべだけの警察国家」は責任を取るべきだ、と要求した。