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パンデミックで子犬詐欺が急増

【シドニー18日AAP】   新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続くなか、寂しさから子犬を買い求めようと詐欺に遭う被害が増加している。

オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)によると、今年4月の子犬詐欺は昨年比、5倍に増加。国内で30万ドル近くが失われた。最も詐欺が多かったのは人気の高いカブードルとフレンチブルドッグ。子犬詐欺は英国やカナダ、米国、南アフリカでも増加している。

詐欺師は正当に見える偽ウェブサイトや売買サイトのガムツリー、フェイスブックなどを通し、正当な販売業者と競争的な価格で消費者を騙そうとする。存在しない子犬に代金が支払われると、パンデミックのために境界制限にかかる費用などをさらに請求してくることが多い。購入者の資金が尽きる、または詐欺被害に気付くまで様々な支払いを求めてくる。

ACCCのデリア・リカルド副委員長は、「4月に孤独が最大のストレスと報告されており、同月に子犬詐欺も急増した」と話した。購入前に子犬のイメージ写真や広告の言葉をそのままネットで再検索すると、詐欺とわかることも多いという。

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