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ブルーマウンテンズ 観光客に対策必要

【シドニー20日AAP】  NSW州ブルーマウンテンズ市では週末、新型コロナウイルスに関連する規制が緩和となり、多くの観光客が押し掛けた。同市のグリーンヒル市長は、混雑でバリケードが押し倒されたり、社会的距離が維持されていないが、市はこれを強制する力もリソースもないとして、州政府に援助を求めたことが分かった。

 

NSW州は20日、6月以降に州内の観光地などへの訪問を許可する方針を示しており、観光客はさらに増加すると予想される。グリーンヒル市長は「ここでは社会的距離がまったく守られていない」と訴え、何らかの対策を考えて欲しいと州政府に書面で要請した。

 

ブルーマウンテンズ地区には高齢者が多く住んでおり、観光客が多く訪れる週末は外出するのが怖いと感じる住人たちもいるようだ。グリーンヒル市長は観光客を歓迎するとする一方、州政府に対しウイルスに感染しやすい高齢者などを守るため、対策を導入する必要があるとしている。

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