【キャンベラ22日AAP】 新型コロナウイルスの感染拡大防止のために導入された一連の規制により、収入を失った人たちを救済するための給与補助金プログラム「ジョブキーパー」で、連邦政府の拠出額が当初の1,300億ドルから700億ドルにとどまる見通しとなった。
連邦の財務省と国税局は22日、共同で声明を発表。当初はジョブキーパーで給与補助を受け取る人の数を600万人と見積もっていたが、実際には350万人にとどまる見通しと訂正した。約1,000社の事業主からの申請で、補助金を受給する従業員の数を報告する際に「非常に大きな誤り」があったと説明した。
最も多かった誤りは、受給資格を有する従業員の人数ではなく、事業主が受け取る受給額を報告したもの。事業主が受給資格のある従業員は1人とすべきところを、1人の従業員が2週間に1回受け取る金額の1,500と記入する誤りが多かったようだ。