【シドニー22日AAP】 NSW州のベレジクリアン首相は22日、6月1日からレストラン、パブ、カフェで最大50人まで食事などを可能とする方針を発表した。規制の緩和について「大きく重要な一歩」とする一方、一人当たり最低4平方メートルを確保するなど、厳しいルールが引き続き適用される見通しだ。
NSW州では現在、社会的距離を維持することを前提として、最大10人まで飲食が可能となっている。6月1日以降は店内に50人が入ることは可能だが、10人以上のグループで予約を入れることは出来ないほか、バーのような立ち飲みスタイルは禁止される。
さらに、州内地方部への移動規制が6月1日から緩和されるほか、博物館、美術館、図書館なども再開となる見通しだ。NSW州のペロテット財務相は「着席した状態で50人が食事することが許可となれば、ほとんどのレストランやカフェが再開できるだろう」と話し、仕事に復帰出来る人の数も増えるとの見方を示した。