【キャンベラ13日AAP】 太平洋諸島国への気候変動の影響について冗談を言ったことで、同諸島国のリーダーらから痛烈に批判されたダットン移民相は13日、コメントについて謝罪した。
ダットン移民相は11日、「ドアまで波が打ち寄せていたら、時間は何の意味もない」とアボット連邦首相に話したのを聞かれ、批判を受けた。同氏は13日、「気分を害した人すべてに謝罪する。アボット首相と気軽に話していただけで、誰も侮辱するつもりはなかった」とスカイニュースで話した。
野党労働党のショーテン党首は、「ダットン氏が心から謝罪しているのなら2日前に謝罪したはず」と非難した。また、アボット首相も笑っていたとし、同首相でなくダットン氏が謝罪したことについて疑問を示した。
プリバセック労働党副党首も、「政府は太平洋諸島国に実存する脅威を気に掛けていない」と非難した。