【メルボルン13日AAP】 大手自動車メーカーのホールデンは、国内で生産される最後のモデルとなる最新型コモドー車「VFⅡ」を、1978年からの一連コレクションの前で発表した。
ホールデンは、メルボルン港のエンジン工場を2016年に、アデレードの車両工場を2017年に閉鎖する。マーク・バーンハード最高責任者は13日、「国内生産の時代は終わりを迎えるが、2017年以降もコモドーの名前は生き続ける」と話した。次モデルの海外生産地は明らかにされていない。
主要株主のゼネラルモーターズは12日夜、エンジニアおよび開発職100以上の海外委託を覆し、同職がオーストラリアに残ると発表した。ホールデンは2017年以降も、国内でデザインおよびエンジニア職300人を含むおよそ1000人の従業員を保持する。
10月販売のVFⅡは時速0から100キロへの加速を僅か4.9秒で可能にする、これまでで最もパワフルなコモドー。新型エンジンは、環境に優しい排気基準も満たしているという。