【シドニー14日AAP】 QLD州に基盤を置く卵生産社「Darling Downs Fresh Eggs」は、小屋内に閉じ込められたニワトリによる卵を、屋外で放し飼いと故意に偽って表示したとして25万ドルの罰金を科せられた。
同社の親会社であるRL Adams Ptyは、2013年12月から2014年10月まで、小屋内に閉じ込められたニワトリによる卵をフリー・レンジと呼ばれる放し飼いの鶏卵だと偽って表示した。
同社はオーストラリア競争消費者委員会(ACCC)による調査中、小屋のドアは始終閉められ、ニワトリが屋外に出ることは全くなかったと話し、これを認めた。
ACCCのロッド・シムズ委員長は、「消費者は、鶏の福祉基準にかなったフリーレンジの卵に高い値段を払っており、事業者がこれを欺いて利益を得てはならない」と話した。
RL AdamsがACCCの調査に協力したことにより、厳しい処罰内容は和らげられたとされる。