【キャンベラ24日AAP】 新型コロナウイルスの影響で収入を失った人を支援する給与補助金プログラム「ジョブキーパー」の拠出額が当初の1300億ドルの見通しから実際には700億ドルに止まることになったことに対して、連邦政府は「嬉しい誤り」だと主張したが、残りの600億ドルを同プログラムの延長や拡大に充てる見通しはない姿勢を表した。
当初、連邦政府は補助金受給者の数を600万人と見積もっていたが、実際には350万人が受給対象となっている。
連邦政府は、給付金の拠出額が予想より少なかったことに対して「当初予想していたよりも、国内経済の状態は良好であるということ。経済活動が再開して、景気が回復するのにより良い状況にいると言える」と述べている。