【シドニー14日AAP】 NSW州のベアード首相は14日、州政府による30の新たな優先事項を明らかにした。これらには州首相による12の優先事項も含まれ、オファレル前州首相が導入した数百の達成基準と置き換えられる。
ベアード州首相は記者団に対し、「焦点を絞り、サービス提供と成果達成に重点を置く」と話した。
州野党労働党およびグリーンズ(緑の党)は新たな優先事項について、環境対策に関する事項が「ごみ40%減少」の1つのみと批判した。また、地方自治体や多文化主義などが含まれていないと指摘した。
さらにフォレイ州労働党党首は、優先事項の「ビジネス・コンフィデンスで国内トップの州」「起業が最も容易な州」について、「定量化できない目標は容易な逃げ道だ」と批判した。
優先事項には他に、「2019年までに新たに15万の雇用創出」「ウエストコネックス道路やウエストメッド病院改良など主要インフラ事業を期限内に予算内で達成」「今後10年間で子どもの肥満率を5%削減」なども含まれる。