政治

イスラム教団体 新連邦首相に期待

【シドニー15日AAP】   国内のイスラム教団体のリーダーらはマルコム・ターンブル次期連邦首相に対し、アボット政権下に見られたイスラム教徒に対する政治的影響をなくすよう呼びかけている。

オーストラリア・イスラム友好協会のケイサー・トラド氏は、「アボット政権下では極右派リクレイム・オーストラリアによる活動やハラール証明の上院審問など、社会で敵対を生じさせるような事柄が多く見られた」と話した。同氏は、ターンブル氏からは進歩的で実際的な印象を受けるとし、「国が全国民の利益にかなう方向性に進み、違う文化に対して防衛的になるのではなく、国家の利益に使うよう進むことを願う」と話した。

アボット氏は2月、国の安全保障に関する演説で、イスラム教徒社会がイスラム過激派の展開に十分対処していないと話し、レバノン・ムスリム協会およびオーストラリア・アラブ評議会から批判を受けた。

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