【キャンベラ16日AAP】 野党労働党は16日、ターンブル新首相に対し中国とのFTA協定に関して早々に会談を開くよう文書で提案した。協定は今年6月に署名されたが、野党側がこれに修正を求めていた。
ショーテン野党党首は文書で、「超党派的なアプローチで雇用や市場を守りながら、FTAの恩恵を十分受けることが可能になる」と述べた。さらに就任したばかりのターンブル首相に対し、「アボット元首相と異なる政治を行いたいと言うのなら、人々と腰を据えて真剣に討議する良いチャンスだ」と訴えた。
一方でロブ貿易相は期限までに発効出来なければ、その後1年間で6億ドルの損失につながるとしている。ビショップ外相は協定について、貿易や投資だけでなく両国間の社会的および文化的な結びつきを促進するものとの見解を示した。次回の高官レベル会議はビジネス、教育、メディア、文化分野から有識者を招いて11月にシドニーで開催される。