【キャンベラ17日AAP】 連邦政府は高等教育ローンプログラム(HECS)制度を利用した海外に暮らすオーストラリア人に対し、貸与金の返済を求めていく方針を明らかにした。
パイン教育相は17日、オーストラリア以外の国に暮らしている、もしくは働いているオーストラリア人に対し、貸与された補助費の返済を求める方針を政府として初めて議会に提案する。補助費は国民からの税金によって賄われている。
同教育相は、返済が実現すれば今後10年間で1億5000万ドルを回収することが可能となり、HECS制度を公正かつ安定した制度に保つことが保証できるとの見解を示した。