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ジョブキーパー 予算縮小も対象拡大せず

【キャンベラ25日AAP】   新型コロナウイルスの影響を受けた事業に対する賃金補助政策、ジョブキーパーの拠出額が当初予想の半分近くの700億ドルにとどまる見通しとなった。浮いた600億ドルについて、政府は同政策を拡大する計画はないとの姿勢を示す。

財務省は疫学データを基に、630万人が賃金補助を受け取ると見積もって1,300億ドルの政策を策定したが、実際は350万人にとどまった。政策は来月見直される。

フライデンバーグ財務相は政策を変更する計画はないとしたうえで、「観光業はさらなる支援を必要とする」とABC局で述べ、観光業に限って同政策を6か月以上延長する可能性を示唆した。

エンターテインメントや芸術、大学職員やカジュアル従業員の多くが同政策の対象外となったことから、これらの人に拡大するべきと野党労働党は訴える。

コーマン予算相はこれに対し、「非常に高額な政策であることに変わりはない」と返した。

元連邦副首相のジョイス国民党議員も、「対象を拡大すれば返済も拡大する」と反対する。

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