【ブリスベン21日AAP】 QLD州最北部の海で発見された飛行機の残骸が、第二次世界大戦中に墜落したオーストラリア空軍(RAAF)の機体であることがわかった。
1943年2月に墜落した第11飛行隊カタリナA24-25機の残骸は、2013年にケアンズの南56キロメートルの地点でダイバーによって発見された。
RAAFのレオ・デイビス空軍中将は、「機体の発見は、空軍および戦争行方不明者の捜索任務にとって重要」「不明者と機体が眠る場所がようやくわかり、長年待ち続けた家族にとって気持ちの締めくくりとなる」と話した。
カタリナ機はケアンズに駐留し、第二次大戦中の1942年末以降、日本軍の艦艇や潜水艦に備えて使用された。1943年2月28日、同機は乗員11人とともに、パプアニューギニアのミルンベイに向けて17時間の部隊護衛に準していたが、燃料が尽き海に墜落した。その後の捜索で残骸は発見されなかった。
来年初頭、ケアンズで追悼式が予定されている。