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NSW州の家庭内暴力 飲酒が要因 調査から

【シドニー30日AAP】   NSW州のアルコール調査・教育財団(FARE)の新調査結果から、同州でのパートナーからの暴力や家庭内暴力のケースの多くは、飲酒が原因であることがわかった。

 

同州内の27カ所の家庭内暴力相談サービスに勤務する専門家50人以上を対象に調査を行ったところ、既存相談者からのさらなる需要と新規相談者の増加により、相談件数が50パーセント近く増加しており、コロナウイルスのパンデミックが増加の背景にあるという。

 

調査結果によると、失業、ウイルスへの恐怖、子供やパートナーとの隔離生活などのストレスからアルコール消費量が上がったという相談ケースが多く、家庭内暴力の痛みを忘れるために飲酒をするケースもあるという。

 

オーストラリア統計局の最新データによると、パンデミック中のアルコール消費量が14パーセント増加しており、FAREの過去調査結果から家庭内暴力のおよそ半数が、飲酒が要因になっている。

 

FAREでは、支援サービスへのより良いアクセスや支援サービス部門の強化と共に、深夜のアルコール配送の禁止などが重要だと指摘している。

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