【シドニー1日AAP】 1日、NSW州で新型コロナウイルスの規制が緩和され、パブやクラブが再開した。
シドニー中心レッドファーンのウールパック・ホテルは、クラフトビールを求める地元客らを歓迎した。同ホテルの免許を所有するライアン・ガーダムさんは、「閉鎖第1日目から混乱したが、コミュニティを迎えることができて嬉しい」「今は何も考えず、1日、いや半日単位で過ごしている」と話した。度重なる浮き沈みのなか、従業員と地元客のためにパブを維持しようと決意したという。
地元客のリー・ネビルさんは、「犬の散歩途中にパブに寄るのが日課だった。犬もスタッフに会えなくて寂しんだ」「皆が思慮ある行動をとり、再び閉鎖しないことを願う」と、好物のIPAビールを飲みながら話した。
3月から禁止されていたNSW州内のレジャー旅行やキャンプなども、1日から可能になった。同州のスキー場は6月22日からオープンする。
公共交通機関の利用率はパンデミック前のおよそ30%にとどまっているが、利用制限をすでに上回っている便もある。規制緩和を受けて1日、シドニーの公共交通機関利用率はおよそ10%増加した。