【キャンベラ1日AAP】 スーパーマーケット大手のウールワースは、来年6月まで引き続き、牛乳の価格を1リットル当たり10セント値上げして酪農家を支援すると発表した。
ウールワースは、自社ブランドの2リットル入りに20セント、3リットル入りに30セント課税して酪農家を支援している。2018年以降課税によって5,000万ドルが集められ、今後も3,000万ドル集められる見通しだ。
酪農家が公平な牛乳価格を得られるよう考案された強制規約のもと、1日から、乳製品加工業者は酪農家と定める牛乳の最低価格を公表しなければならない。品質と量、供給の契約期間も明確に定め、加工業者が提供するサービスや費用負担も明記する。貿易ショックや輸出市場での予想外の課税など特別な事情を除き、値下げは禁止される。規約に違反した加工業者には、大手で1件につき6万3,000ドル、小規模事業も2万1,000ドルの罰金が科せられる。
ウールワースはさらに、今後3年間で酪農家の効率や収益性を改善させる目的で、500万ドルの基金を設立する。