政治

アボット氏、退任後初めて胸中語る

【キャンベラ29日AAP】   アボット前連邦首相はシドニーのラジオ番組「2GB」に出演し、退任後初めてその胸の内を語った。

アボット氏は番組の中で、「政界が非常に冷酷な場所であることは分かっている。まるで“ヘビとはしご”のゲームのよう。私はヘビを踏んづけてしまったのだ」と述べ、首相の座を追われて辛い思いをしたと話した。

また、同氏の退陣劇で大きな役割を果たしたと言われているビショップ副首相とモリソン元財相に関してアボット氏は、「リーダーは側近を信じるしかない。自分の後を誰が追ってきているかということばかり気にしている首相は業務に専念できるはずがない」と述べた。

さらにアボット氏は、ここ数年、連邦首相が次々と変わっていることについて、「選挙のたびに首相が変わるのであれば長期的な計画も講じられない。まるで流行を追うかのように首相が変わっている現状はこれで終わりにしてほしい」と話した。

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