【キャンベラ3日AAP】 連邦政府のフライデンバーグ財務相は3日、国内経済が29年ぶりの景気後退(リセッション)に突入したと発表した。豪政府統計局(ASB)は2020年1~3月期のGDPについて、山火事や新型コロナウイルスの感染拡大の影響を背景に、前期比0.3%減だったと発表した。
フライデンバーグ財務相は「財務省から6月期の予想についてアドバイスを受け、これに基づいて判断した」と述べ、新型コロナウイルスの影響を全面的に受けることが予想される6月期の結果を待たず、不景気入りを発表した。
一方、チャーマーズ影の財務相は「ホーク・キーティング組で長い成長を経験し、ラッド・スワン組でこれを保守し、モリソンとフライデンバーグ組で終わりを迎えた」と過去の政権に言及。「29年ぶりの不景気で多数の人がすでに職を失った」と批判した。