【シドニー4日AAP】 NSW州で3日夜、ガソリン価格が大幅に値上げされたことを受けて、道路サービスNRMAは、連休となる週末を前にガソリン価格が軒並み値上がりし、消費者は高いガソリン代を支払うことになる可能性があるとの見方を示した。
NRMAによると、値上がりについて適当な説明が見つからないとした上で、石油会社は値下げが続いたガソリン価格を引き上げ、利益幅を拡大しようとする可能性があると指摘した。シドニーでは約18軒の給油所で1リットル当たり135.9ドル、8軒で136.9ドルと平均を少なくとも32%上回る値段となった。
NRMAのコウリー広報担当は、世界的に原油価格が上昇し始めている一方、ターミナル価格は依然として低く、給油所がガソリン価格を引き上げる理由は見つからないとして、消費者に対して石油の値動きに注目するようアドバイスしている。