【キャンベラ5日AAP】 オーストラリアとノルウェーの研究者が、新型コロナウイルスのワクチンの大量生産を、来年末までに共同で行う見通しが明らかになった。ワクチン研究ですでに良い結果を出しているクイーンズランド大学が、抗ウイルス技術を開発している。
オーストラリアのバイオテック企業CSLとオスロ―拠点のワクチン研究基金は、新型コロナウイルスのワクチン開発に取り組んでいる。上手くいけば、来年からメルボルンで1億人分のワクチン製造が開始できるという。
今年7月には、次の段階となるテストが開始され、12月には最大1,000人を対象にワクチンの試験接種を行う。早ければ今月から約12~18か月以内にワクチンの使用が開始となる見通しだ。QLD州大学のホイ副学長は、ノルウェーの研究所と提携を結べたことは画期的な出来事と高く評価している。