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国内の人権擁護集会 感染拡大を懸念

【シドニー7日AAP】   国内各地で行われた「Black Lives Matter」の抗議活動には数万人もの人たちが集結し、保健機関は新型コロナウイルスの感染拡大を懸念している。

 

シドニー、メルボルン、ブリスベン、アデレードや他の街では6日に多くの人たちが集結し、米国の黒人男性ジョージ・フロイドさんが警官に殺害されたことを受け、国内ではオーストラリアの先住民族に対する差別や暴力に抗議する集会が行われた。

 

抗議者の多くはマスクを着用し、除菌ジェルを使用していたが、社会的距離を取って行動することは不可能な状況だった。

 

連邦首相や保健機関は、集会への参加を控えるように5日に訴えていた。VIC州警察は、メルボルン市内中心で数千人の大集会が行われたため社会的距離の規制に違反したとして、集会の主催者それぞれに1652ドルの罰金を科した。

 

NSW州では6日の集会が始まる直前に、控訴裁判所からの許可が出たため、約2万人の人たちがシドニーのタウンホールを中心に抗議活動を行なった。

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