【キャンベラ8日AAP】 連邦政府は、4月から保育料を無償にして新型コロナウイルスの影響を受けた保育セクターを支援してきた。7月13日から保護者の負担が再開する。
保育料無償は7月12日に終了し、同20日には保育機関へのジョブキーパー(賃金補助政策)も終了する。政府は16憶ドルを投じて同セクターを支援してきたが、7憶800万ドルのパッケージに移行し、7月半ばから9月末まで保育料の25%を保育機関に支払う。
パンデミックで失職した保護者に対する勤労状況等の審査は10月まで行わない。政府は基準保育料の20~85%を補助し、該当する世帯は最大100時間の補助を受けられるが、無償とはいかない。平均収入世帯の負担はロングデイケアで1日23ドル、基準保育料を超えて保育所が課す費用がこれに加えられることから首都圏では高額になる。
連邦のテーハン教育相は8日、「需要が落ちたための支援だった。過去数週間で保育機関の出席率は上昇している」と話した。5月11日からの週で出席率は74%まで回復した。