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国民の4人中3人が先住民に偏見

【キャンベラ9日AAP】   オーストラリア国立大学(ANU)が発表した調査結果によると、国民の4人中3人が先住民に対する人種偏見を無意識に抱いている。

オンラインで先住民と非先住民の写真を肯定・否定的な言葉とともに流し、回答時間を調査したところ、殆どの人が白色系人種を好んだ。

年齢や性別、職業や宗教、教育レベルや収入に関わらず、多数の人が先住民に対して無意識に否定的な見方を抱いているとわかった。男性は女性よりも偏見を持つ傾向がある。WA州とQLD州で無意識の人種偏見は高まり、NT準州と首都管轄区域(ACT)では低かった。自らを“非常に急進的な左翼派“と考える人ですら先住民に対して否定的な見解を持ち、“右翼派“と考える人は大きな偏見を持っている。国内で先住民に対して持たれる偏見は、米国内でアフリカ系米国人に対するそれと同程度だった。

執筆者のシッダールタ・シロッカー氏は、「ショックな結果だが驚きはしなかった」「無意識に偏見を持っていても、変わることはできる」と話した。

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