【キャンベラ9日AAP】 連邦政府は、年内一杯は15万ドルまでの企業資産を即時に償却し、企業の設備投資を促してパンデミックからの回復を支援すると決定した。
政府は3憶ドルを拠出し、およそ350万社に対する設備投資の即時償却を支援する。政府は3月、設備投資の即時償却を延長し、対象も年間売上高が5憶ドルまでの企業に拡大した。資産は新品・中古を問わず、年内に使用または設置しなければならない。フライデンバーグ財務相は、「最高15万ドルの機械を何度でも購入し、即時に償却できる」と話した。
最大野党の労働党は 政府政策を支持しつつ、新型コロナウイルスや山火事の数か月前に企業設備投資が必要だったと批判した。
連邦議会予算事務局(PBO)の報告によると、4月の赤字は予想の76憶ドルをはるかに上回る400憶ドルに達した。4月末の純負債もおよそ4,410憶ドルと、直近の予想額を490憶ドル上回った。PBOは10年後に公債が6,200憶ドルに膨れ上がると予想する。
フライデンバーグ氏は7月23日、連邦予算の最新情報を発表する。