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変動住宅ローン率引き上げ 国内銀行

【シドニー14日AAP】   国内大手ウエストパック銀行は来月、持ち主が住む住宅および投資用住宅の変動ローン率を0.2%引き上げると発表した。固定住宅ローンの利率は変わらない。

11月20日より、持ち主が住む住宅の変動ローン率は5.68%に、投資用住宅の変動ローン率も5.95%に引き上げられる。これにより、持ち主が住む住宅で、貸付金が30万ドルの場合、毎月追加で46ドルの返済となる。

ウエストパックのジョージ・フランジス氏は、「史上最低近い金利の環境下においても、消費者への影響が認められる難しい決断だ」と話した。利率の引き上げは、オーストラリア健全性規制庁(APRA)によって導入された必要資本に関する新たな規制に対応するためとしている。

一方、同銀行は9日に4、7、12か月の定期預金の金利も0.25%引き上げた。これについてフランジス氏は、「借り手、預金者、株主のバランスを保つように慎重につとめた」と話した。

国内4大銀行のなかで、持ち主が住む住宅ローン率の引き上げを発表したのはウエストパックが最初。

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