【シドニー11日AAP】 NSW州警察は11日、シドニーのタウンホールで12日夕方に予定されている黒人人権差別の撤廃運動「ブラック・ライヴズ・マター」に参加しないよう呼び掛けた。警察は運動について正式な報告を受けておらず無許可とみなされる。また新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため集会が禁止されており、従わない場合は罰則が科される可能性もあるという。
NSW州警察のウィリアム副部長は、新型コロナの感染拡大につながる危険性があるため「相当の対策を講じる」と述べた。参加者は移動を命じられるほか、命令に応じない場合は逮捕に至る場合もあるとして、集会に参加しないようあらためて呼び掛けた。
一方、NSW州では13日からホームパーティーなどに最大20人を招くことが可能となるほか、社会的距離を維持する条件でショッピングセンターなどのフードコートが再開する見通しだ。さらにスポーツジムやフィットネスセンターも再開する。コミュニティ内で行うスポーツ活動は7月1日からの再開となっている。