【メルボルン13日AAP】 VIC州の鉱山の開放されていた縦坑で、穴の中にうっかり入り込んでしまったカンガルーがウインチで救助された。
VIC州地方にあるドラモンドで、 閉じ込められてしまったカンガルーが、偶然見つけた動物救助隊によって救助されたという。
麻酔銃の使用資格を持つ救助隊のマンフレッド・ザビンスカスさんが、自力で出られなくなってしまったカンガルーに麻酔銃を撃ち、懸垂下降をして下に降りカンガルーを袋に入れた後、上に待機していたボランティアが引き上げて無事救助をした。
ザビンスカスさんは「もし発見されなかったら、カンガルーは死んでいた」と述べ、現在カンガルーは元気な状態で、野生動物センターで経過観察を受けているという。
ザビンスカスさんは、VIC州中央部に点在する封鎖されていない縦坑は、人や野生動物の落下事故の可能性があるとして警鐘を鳴らしている。