国際

中国、豪人被告に死刑判決

【キャンベラ14日AAP】   中国で、オーストラリア国籍の男性が薬物密輸の罪で死刑を宣告された。

中国・広州市の空港で2013年、カーム・ギレスピー被告(56)は荷物からメタンフェタミン7.5キログラムが見つかって逮捕された。広州市中級人民法院は13日、同被告に死刑を宣告するとともに、被告の所有物を押収すると決定した。10日間の上訴期間が設けられている。

バーミンガム貿易相は14日、「ギレスピーさんと家族に引き続き領事支援を行う」「海外で国内の法は適用されない。麻薬取引に関して外国はずっと厳しい罰則を科す」と述べた。また、ギレスピーさんの死刑判決と豪中間の緊迫について、「関連があると見なすべきでない」と加えた。

バリに拠点を置く起業家のロジャー・ジェームス・ハミルトンさんによると、ギレスピーさんは7年前に突然消息を絶ち、フェイスブックページも2013年11月24日から更新されていない。ハミルトンさんは、「外国政府によって7年間密かに拘留され、死刑判決を受けた」「家族を愛し、他人のために働いていた。騙されて薬物を運んだに違いない」と語った。

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