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新技術開発で科学者が泥棒に仕返し 

【ブリスベン20日AAP】   連邦科学産業研究機構(CSIRO)の研究者が、家に泥棒が入ったことをきっかけに犯行現場で指紋をとらえる技術を開発した。

物質科学者のカング・リャング博士は自宅で泥棒に入られた際、警察官が従来の指紋パウダーを家中にまぶすのを見て何かできないものかと考えた。

博士は研究の結果、水晶を含む液体を垂らしてUVライトを当てると30秒で指紋が光って見え、高解像度の画像が得られることを発見した。水晶は指紋の残留物と即座に結合して、正確な複写物を作り出した。

リャング博士は、「長年指紋パウダーが使われていると知って、新しい革新的な材料を使ってもっと良い結果が出せないかと刺激を受けた」と話した。

リャング博士の研究は20日、雑誌「先端材料ジャーナル」で発表された。CSIROは国内の警察との提携を視野に入れている。

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