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イチゴ針混入 DNAで容疑者と結び付け

【ブリスベン15日AAP】   2018年、国内各地でイチゴに針が混入しているのが見つかり、イチゴ業界に大きな損益が出た。最初の事例で容疑者とされた女が、DNA判定を経て事件への関与が確認された。

マイ・アト・トリン被告(52)は、2018年9月2日から7日にかけて自宅のあるブリスベン北部カブールチャーのイチゴ農園「Berrylicious」で勤務中、イチゴに針を混入させた疑いが持たれていた。

9月9日にイチゴを食べた男性が針を見つけ、国中の陳列棚からイチゴが撤去された。事件後、240件以上のやらせや模倣犯罪が報告されている。

ブリスベン簡易裁判所で15日、ゲイリー・ペレット刑事部長は「DNA判定結果が得られるまでトリン被告を起訴するには証拠不十分と考えた」と話した。また、事件数日前にイチゴ農園近くで確認された不審人物について、「誰でも簡単に農園に入れる。イチゴを盗んでいた可能性もある」と述べた。別の警察官らが追跡調査を続け、自身はトリン被告の捜査に焦点を充てたという。

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