【パース15日AAP】 WA州で今年度、投資詐欺の被害は500万ドル近くに上った。被害者は65人、被害平均額は7万7,000ドル。
被害の内訳は株、外国為替、バイナリーオプション、暗号通過など。電話勧誘やメール、ソーシャルメディア上の広告などが媒体に使われた。有名人や著名な事業家の写真を使い、信ぴょう性を醸し出す広告も多い。デートサイトやデートアプリで異性と知り合い、ネット上で恋愛関係に発展した後で投資を勧誘された人もいる。
昨年度もWA州で63人が590万ドルを失った。
レイニー・チョッピング消費者保護委員は、オーストラリア証券投資委員会(ASIC)の認可を受けた企業とのみ取引を行うよう警告する。詐欺師はしばしば、強引な売り込みや利回りの高い偽の事例を使って勧誘する。なかには少額の利益を戻し、投資家を安心させてさらなる投資を促す詐欺もある。合法の投資会社の企業情報が盗まれていることもあり、投資家から企業に連絡して確認することも大切だ。