【シドニー16日AAP】 NSW州で7月から、ダムの貯水量に併せて干ばつ期は水道料金が値上がりする。
独立価格規制審査局(IPART)は16日、7月1日から水道の“干ばつ価格“を適用すると発表した。通常はキロリットル当たり2ドル30セントだが、ダムの貯水量が60%を下回ると3ドル12セントに上昇し、70%に戻るまで維持される。固定料金は干ばつに関わらず、引き下げられる予定だ。
水道の使用量を抑えなければ、干ばつ中は平均で水道料金が7%上昇する見通し。使用を制限すれば料金も節減できる。シドニー広域のダム貯水量は現在81.3%であることから、7月から水道料金が80ドル引き下げられるとIPARTは見積もる。
シドニー・ウォーターのマリアン・グラハムGMは「前回の干ばつ中、市民のなかで水の使用量を抑えようとする試みが確認された。非常に心強い」と声明で話し、新システム導入を歓迎した。