【シドニー16日AAP】 NSW州のペロテット財務相は16日、最新の経済状況を発表した。本来なら黒字の州予算案を発表する日、「少なくとも今年と来年は大きな赤字になる」と同氏は述べた。
4-6月期の同州の失業率は7.75%に上昇し、27万5,000人が職を失うと見積もられる。2023/24年度までの向こう5年間、税収は203憶ドル減少する予想。州経済は今年、10%縮小する見通しだ。
州野党のマッケイ労働党党首は、「景気刺激策の一つとして、女性の就職を支援できる」と述べた。4月、男性の9万7,000人に対し、12万5,000人の女性が失職した。
州経済は7月1日を機にパンデミックへの対応から復興に移り変わる。州政府は小中規模事業に対し、最大3,000ドルの復興支援金を発表した。さらに、3憶8,800万ドルを拠出してパンデミックの影響で遅れが出た計画手術を進め、中小規模の輸出企業支援に1,280万ドルを充てる。