【キャンベラ17日AAP】　　連邦政府のバーミンガム貿易相は17日、中国との関係悪化が懸念されるなか、対話の呼びかけに応じない中国政府の態度について、相違点を解決するためには寛容な態度こそ、成熟した大人同士の解決策であるとの考えを示した。

バーミンガム貿易相はキャンベラで記者クラブの会見に応じ「好き嫌いに関係なく、われわれは互いに動きの活発な地域を共有し、これを変えることは出来ない」とした上で、「相違に対処するには、話し合いを行う必要がある」と述べ、オーストラリア政府は成熟した分別のある対話を望んでいるとの考えを示した。

連邦政府のペイン外相は先に、中国政府はロシアと同様に新型コロナウイルス感染症に関する誤った情報をオンライン上で拡散しているとして「パンデミックを使って民主主義を破壊し、自分たちの主義を宣伝しようとしている」と述べ、オーストラリア政府として誤った情報に反対する構えを示した。