【ブリスベン3日AAP】 税関・入国管理職員ら数千人が9日、24時間のストライキを行うとしており、国内各地の国際空港で大幅な遅延が予想される。
国際空港、海港、郵便センターでの24時間ストは、組合側が数か月にわたって反発してきた労使紛争が激化したもの。国内各地の国際空港で出入国管理を担当する職員や国際便の禁制品検査官らもストに加わる。これまで空港ストは2時間に限られていた。
移民・国境警備省(DIBP)は、地方公共部門組合(CPSU)による労働禁止は国境警備に関する協定違反になり得るとし、交渉中のストは残念と話した。
CPSUのナディン・フラッド氏は、「DIBPによる手当カットの決定により、年間数千ドルの収入減になる組合員もいる」と話した。
4日にも、およそ500人が参加する別のストライキが行われる予定。DIBPは、業務を100%遂行しなかった職員は1日分の賃金を失うとしているが、フラッド氏は4日のストは決行されると話した。