【アデレード26日AAP】 SA州政府は、新型コロナウイルスの予防や除去の訓練コースに助成を行うことを決めた。イノベーション・技術省とオーストラリア看護助産連盟が共同で運営し、最大5,500人がウイルスの予防や対策について学ぶ。
訓練コースは今年7月1日に開講し、対面型とオンラインの両方で提供される。受講生はホスピタリティー、小売り、観光、運輸、ロジスティクス、セキュリティ、清掃など幅広い業界から集まるとみられる。
オーストラリア看護助産連盟は声明の中で、SA州は新型コロナの抑制において、世界的に見ても成功を収めていると評価。「残念ながら東部州で感染者が増加しており、SA州が同じ状況となることは避けたい」と述べ、訓練を通じ、ウイルスから身を守るための知識を幅広い業界や職場に浸透させられるとの見方を示した。