【パース7日AAP】 環太平洋連携協定(TPP)で協議が難航したバイオ医薬品開発データの保護期間について、ショーテン野党労働党党首は、「ロブ貿易相がとった行動は正しい」とコメントした。
ロブ貿易相は交渉で、バイオ医薬品開発データの保護期間延長は、オーストラリア国内の医薬品価格を押し上げると主張した。同保護期間が既存の5年から米国の求める12年に延長されなかったことに対し、米上院財政委員会のオリン・ハッチ委員長は不満を示している。
ショーテン労働党党首は7日、AAPの取材に対し、データ保護期間は5年が適切とし、「オーストラリアのノウハウ維持と医薬品の国内価格に対する圧力を下げる観点から、ロブ貿易相は正しい行動をとった」と話した。また、協定内容は非常に複雑な問題であるとし、労働党は詳細を検討する必要があると話した。